おはようございます。理学療法士の高貝です。
今日は成長期のお子さんによく見られる「シーバー病(踵骨骨端症)」について、説明させて頂きます。サッカーやバスケットボールなど、走る・ジャンプする動きの多いスポーツをしている子に多い病気です。
シーバー病は「かかとが痛い」と訴えるのが特徴です。特に運動したあとや、かかとを強く押したときに痛みが出ます。朝起きて最初に歩きときや、長い時間歩いたあとに痛みが強くなることもあります。これは成長期の子供によくあることで、レントゲンや特別な検査をしなくても、症状からわかることが多いです。
対処法としては
・運動を休む:痛みが強いときは、無理せずに休みましょう。頑張りすぎないことが大切です。
・ストレッチ:ふくらはぎの筋肉を伸ばすと、かかとへの負担が減って楽になります。
・冷やす:運動のあとにかかとを冷やすと、炎症が和らぎます。
・靴やインソール:クッションのある靴や、かかとを支える中敷きで負担を減らせます。
ほとんどの場合、成長とともに自然に良くなっていく場合が多いです。
シーバー病は「スポーツを頑張っている子供」によくあることです。しっかり休んでケアすれば、また元気にスポーツを楽しめます。
実は、私の息子もサッカーのあとにかかとが痛くなった時期があります。でも、運動を休んだりケア(ストレッチ中心)したりして、今では元気にサッカーが出来ています。
もしお子さんの「かかとの痛み」なかなか良くならないときは、一度ご相談ください。一緒にその子に合った方法を見つけて、楽しく運動が続けられるようにサポートしていきましょう。