半月板損傷について

おはようございます。理学療法士の飯田でございます。

今回は半月板損傷についてお話ししたいと思います。半月板とは膝関節の間にある、線維軟骨です。内側と外側にそれぞれ1つずつあり、膝にかかる荷重を分散したり、衝撃を吸収したりとクッションの役割を担います。

半月板を損傷すると、膝の痛みや、膝の曲げ伸ばしの際に引っかかり感といった症状がみられます。
主な原因は、スポーツなどで膝の曲げ伸ばしを繰り返すときや、膝関節が強く捻じられたときに損傷しやすいですが、日常生活でも損傷することがあります。半月板を損傷すると、膝に負担がかかり、変形性膝関節症を引き起こす可能性もあります。

断裂部位の幅が1センチ以上と大きい場合や自然治癒が期待できない場合は、手術療法が検討されますが、断裂部位が小さく、自然治癒が期待できる場合は、保存療法でリハビリを行います。

当院のリハビリではまず膝の痛みや、膝の曲げ伸ばしの際に引っ掛かりがあるかなどを確認します。次に膝の状態に合わせ、膝周囲の筋肉のストレッチ、筋力訓練を行います。膝だけではなく、体幹や股関節、足関節など他の関節の動きが悪い、筋力が弱い場合は全体のバランスをみながらリハビリプログラムを作成します。
リハビリを行い、筋力や柔軟性を向上することで、半月板に負担のかかりにくい身体を目指していきます。ストレッチ、筋力トレーニングの自主トレ指導等も行っています。

気になることがあれば気軽にご相談ください。