冷え対策には運動も効果的

大腿四頭筋と下腿三頭筋の運動

おはようございます。理学療法士の深澤です。

 立春を迎えると、暦の上では春となりますが、まだまだ厳しい寒さが続きます。この季節になっても、身体の冷えに悩まされ、身体を温めるために暖房器具や使い捨てカイロ等を使っておられる方も多いのではないでしょうか。暖房器具等により身体を温めることもとても良い方法ではありますが、身体を動かすことで、内側から身体を温める方法もありますので、ご紹介したいと思います。
筋肉を動かすためのエネルギーの内、約60%は熱として体内に放出されます。そのため、運動をすることで、身体を内側から温めることが出来るのです。また、大きい筋肉を使えば、より身体は温まりやすくなります。

 ここでは、身体のなかでも大きいとされている、太ももの前にある大腿四頭筋、ふくらはぎにある下腿三頭筋を使う運動をご紹介します。

 大腿四頭筋はスクワット運動を行うことで働きます。足を肩幅に拡げて立ち、手すりなどに掴まり、膝を軽く曲げ、腰を下ろし、膝を伸ばします。あくまで軽く、ゆっくり行い、膝が前に出過ぎないようにしましょう。
下腿三頭筋はつま先立ち運動を行うことで働きます。手すりや椅子などに掴まり、足を揃えた状態で立ち、踵の挙げ下ろしをします。踵が真っ直ぐ挙がるように運動しましょう。

 各運動の回数は10~20回が目安です。5分間ほど、運動を続けると、少しずつ身体が温まると思います。冷え対策のため、運動で身体を内側から温めてみてはいかがでしょうか。運動不足による筋力の衰えも防ぐこともでき、一石二鳥です。

 この記事が、皆様の日々の健康にお役立てできれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。