ひざの痛み(変形性膝関節症)とリハビリ

おはようございます。理学療法士の澤本です。

本日はひざの痛み(変形性膝関節症)について、よくある症状や自主トレメニューを紹介します。

〇よくある症状と一般的な時期

変形性膝関節症とは、加齢とともに「ひざの軟骨」が減り、徐々にひざの変形や痛みが起こる病気です。

初期 しゃがむ、立ち上がり、歩きはじめなど動くときに痛む

中期 正座や階段上り下り(とくに下り)が困難となる

末期 O脚や膝が伸びないなどの変形、安静時にも痛みがとれない

○自主トレメニュー ひざ関節まわり「太もも筋肉」をきたえましょう!

#1 太もも全体の筋肉をきたえる運動

  1. 足は肩幅よりやや開いて立つ
  2. しゃがむようにお尻をゆっくりおろす(つかまっていてもOK)
  3. お尻はひざよりも落とさない
  4. 5~10秒止める
  5. ゆっくりお尻とひざをもどす

#2 太もも前側の筋肉をきたえる運動

  1. 椅子にすわる(できればよりかからない)
  2. 片方のひざをなるべく水平にゆっくりのばす
  3. 5~10秒とめる
  4. ゆっくりひざを曲げてもどす

#3 太もも前側の筋肉をきたえる運動 2

  1. あしを伸ばしてすわる
  2. バスタオルを丸めてひざの下にいれる
  3. バスタオルを押しつぶすようゆっくりひざをのばす
  4. 5~10秒とめる
  5. 力をぬいてゆっくりひざをもどす

#4 太もも内側の筋肉をきたえる運動

  1. あしを伸ばしてすわる
  2. バスタオルを丸めてひざの間にいれる
  3. バスタオルを押しつぶすようゆっくりひざをとじる
  4. 5~10秒とめる
  5. 力をぬいてゆっくりひざをもどす

#5 太もも外側の筋肉をきたえる運動

  1. 横向きにねる
  2. 下のひざをかるく曲げる
  3. 上のひざを伸ばしたままゆっくり開く(股を開くように)
  4. 5~10秒とめる
  5. 力をぬいて足をゆっくりもどす

5~10秒とめる運動が、関節に負担をかけず筋肉をきたえるポイントですが、

息はとめないようにしましょう。

運動をおこなったときに膝が痛む方は、無理をしないで医師に相談してください。

暑い夏がまだまだ続くようなので、屋内でエアコンをかけながら運動してください。

一度にやりすぎず、コツコツ続けましょう!