上腕骨外側上顆炎(テニス肘)について

おはようございます。理学療法士の深澤です。
今日は上腕骨外側上顆炎についてお話しをしようと思います。

この疾患は、通称『テニス肘』と呼ばれ、その名の通りテニスを行う方に多く発症する疾患です。肘の外側に痛みや腫れが出ることにより、手や腕の働きに支障をきたします。肘の外側を触れると、骨が出っ張っているところがあります。ここを上腕骨外側上顆といい、この出っ張りにいくつかの筋肉が付着しており、過剰な負荷がかかることで、痛みや腫れを誘発します。

先日、担当した患者様は、テニスのように肘に負担をかけていることはしていないと仰っていましたが、評価(様々な情報を収集し、原因を明らかにすること。)を行うと、パソコン作業でのマウス操作・スマートフォンの操作等を行う時間が長く、上腕骨外側上顆に付着する筋肉に負担がかかっていることがわかりました。このように、弱い負担が長時間かかることにより、発症する場合もあります。

リハビリの内容は、原因となっている筋肉のリラクゼーション・上腕骨外側上顆に負担を減らす手技・再発予防のための生活指導やストレッチ指導を行いました。リハビリ後は肘の痛みが減り、動きが軽くなったと仰っていました。

リハビリでは、通院時だけではなく、ご自宅で行う運動や予防の為の体操なども行っております。

この記事が、皆様の日々の健康のお役に立てれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。