おはようございます。外来リハビリの齊木です。
先日、足関節捻挫の患者様のリハビリを担当しました。
この疾患は、足首を捻ることで靱帯などを損傷するもので、スポーツ時の急な外力が加わることや、日常生活では段差や路面の変化で受傷することが多いようです。関節の構造上、足首を内側に捻る内反捻挫が多く、外くるぶし付近に痛みを生じます。受傷当初は、腫れたり熱をもったりしますので、安静、冷却、圧迫、挙上(RICE処置)をします。症状が落ち着いてきたら、炎症の状態をみながらリハビリの開始です。
今回は、受傷後ある程度経過しており、再発予防とトレーニング指導が主でした。
サポーターは再発予防の観点では重要なアイテムですが、着け方が不十分、曖昧な方が稀にいます。今日は、足関節内反捻挫のサポーターの着け方を確認しようと思います。
まず、サポーターが必要な意味を考えてみることが大切です。
前述したように、足関節内反捻挫は、足首を内側に捻ったことにより、外側の靱帯などが損傷することで痛みが出ています。そのため外側の靱帯をサポート(補強)してあげることが目的です。
上の写真のように外側の足底から引き上げるようにしながらサポーターを巻きます。これにより足関節が再び内反することを制限し、再発予防の役に立つのです。
今回のように、私たち梅郷整形外科クリニックでは、院内でのリハビリを行うとともに、再発防止のための助言などもお伝えしています。
まず、相談してください。一緒に良いリハビリ方法を探し、頑張りましょう。