おはようございます。理学療法士の飯田でございます。
今回のテーマは歩行時の腕振りについて少し書いていきたいと思います。
皆さんは歩行時、腕を振って歩いていますか?
ほとんどの方は、特に意識はしていないと思います。
腕を振らなくても歩行はできますが、歩行時に腕を振るという動作は、歩行をリズミカルにして安定させるには欠くことのできない要素だと言われています。
腕を振ることで体幹が安定し、
★歩行速度が上がる
★歩幅が大きくなる
★歩行リズム、バランスがとりやすくなる
等のメリットが挙げられます。
さらに
① 腕を前後に60°以上しっかりと振る。
② 肘をしっかりと曲げる。
この2点を意識することで、体幹運動が制御され、重心の動揺が軽減されると考えられています。これらは、より安定した歩行につながると言えます。
皆さんも普段の歩行や散歩などの際に、『腕振り』について少し意識をしてみてはいかがでしょうか?
特に最近つまずきやすくなったと感じている方はいらっしゃいませんか?腕振りを大きくすることで、身体が伸びやすくなり、すり足の改善がみられたとの報告もあります。
大きく腕を振ることで痛みが出る方や、逆に歩きにくくなってしまう方は、無理はせず、ご自分に合った腕の振り方を模索してみて下さいね。
それでは皆様、今回はこの辺で。穏やかな一日をお過ごしください。