部屋の中でも寒さを感じるあなたに

スクワットやつま先立ち運動

 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 皆様はお正月をどのように過ごされましたか。年末から急に気温か下がり、外出を控え暖かい家でゆっくり過ごした方も多かったのではないでしょうか。在宅時間が増え、暖かい家の中にいるはずなのに、身体の冷えを感じることはありませんか。普段と比べ運動量が減ったことで、充分に体温が維持できず、寒さを感じる原因になることがあります。

 筋肉の収縮には、身体を動かす働きの他に、筋肉の摩擦による身体を温める働きや身体の内部で温められた血液の循環を良くする働きもあります。暖かい室内にいても、普段と比べ運動量が減っている場合、体温を維持するための筋活動量が十分ではなく、寒さや冷えを感じることがあります。このような状況では、運動を行う事で、身体の内側から温めることができます。

 筋肉を動かすためのエネルギーの内、約60%は熱として体内に放出されます。そのため、運動をすることで、身体を内側から温めることが出来ます。また、大きい筋肉を使うことで、熱の発生を効率よく行うことができ、末梢の筋肉を動かすことで循環が改善し、より身体は温まりやすくなります。

 身体を温める運動は、スクワットやつま先立ち、立位で掴まった状態での腿上げ等の直ぐにできる簡単なものが良いと思います。急に強い負荷で運動を行わずに、軽い負荷から運動を行いましょう。運動不足の状態から、急に運動を行うと、怪我や不調の要因になる場合がありますので
注意しましょう。

 スクワットやつま先立ちなどの運動は、身体を温めるだけではなく、筋肉に刺激を入れることもできます。お正月で鈍った身体を動かし、冷えだけでなく、運動不足も解消してみてはいかがでしょうか。