おはようございます。理学療法士の齊木です。
朝夕の気温の変化に、暑かった今年も、ようやく季節が進んだことを実感し始めました。
季節の変わり目は体調を崩すことが多くなりますので、皆さまも体調管理にご自愛ください。
さて、今回のテーマは、「尺骨突き上げ症候群」です。
これは、手首の骨(月状骨)と前腕の骨(尺骨)が衝突し、軟骨が痛むことで炎症や痛みを引き起こすものです。
痛みは特に手首をひねったり強く握ったりする動作で強く現れ、日常生活ではぞうきんを絞ったりドアノブを回したりする際に支障が出ることがあります。
私自身もこの症状に悩んだ経験があり、装具を使用して手首を安静に保ち、数週間過ごすことで痛みが軽減しました。
重症化すると注射や手術が必要になることもありますが、装具の使用や動作の工夫、必要な筋肉を鍛えるリハビリテーションが効果的です。痛みが出始めた段階で適切な対処を行うことで、大きな問題を未然に防ぐことが可能です。